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2024年11月6日(水)
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石井記念友愛社

石井十次の基本理念の下 家族のような共生社会を

2023年9月27日
わが社のここがポイント ☆石井十次の理念・文化を現代の保育・養育・支援に生かしています。

☆「家族主義」を中心に家庭・家族的運営をしています。

☆地域、お年寄り、障がい者との共生を目指し、地域貢献しています。
理事長・園長/児嶋 草次郎 さん

Q.どのような団体ですか?
A.まだ福祉の概念も乏しかった明治時代に孤児院をつくり、「児童福祉の父」と呼ばれる石井十次の築いた福祉文化を受け継いでいます。大切な基本理念の下、「自然」「家族」「友愛」「自律」の四つの主義を基本目標に児童養護施設や乳児院、保育所、老人デイサービス、居宅介護支援、障碍者就労継続支援などの事業を展開しています。

Q.仕事や職員、子どもたちはどのように過ごしていますか
A.基本目標を毎日の方針として、最終的に「友愛の地域社会づくり」に到達することを目標としています。職員も子どもも誰もが、ここでは年齢や障がいの有無を越えて大きな家族のように過ごします。

Q.アピールポイントをお願いします。
A.さまざまな環境や人、状況の中で職員は仕事だけでなく、人として学ぶことができます。子どもの成長を地域とともに支えることで、地域も育ち、私たちも豊かになります。心が育っていくことを、やりがいや生きがいにできると思います。

Q.どんな人材を求めていますか?
A.私たちはしっかりとした到達目標を持ち、そこに向かっています。十次の思いに共鳴して「自分は何のために働くのか」としっかりとした志を持って考え、「人は支え合いの中で育つのだ」と理解してくれる人が良いですね。

Q.今後の団体のビジョンついてお話しください?
A.「家庭」という空間の中で悲惨な事件がたくさん起きています。当施設の子どもたちもさまざまな社会状況を経て、ここにいます。基本的生活習慣を身に付け、自分の状況を冷静に分析し直し、どのような親であっても感謝するよう見守ります。定員45人の中で10人が大学に進学し、教員や社会福祉士になっています。これはすごいことだと思います。
石井十次は職員も入所者も全員が十次の意志を受け継ぐことを望みました。今までの卒園生を含めると、その数は万単位の規模になるでしょう。さまざまな場所に住まう十次の精神を持つ人と地域住民、関係機関と一体となり、大きな家族のような共生社会を目指したいです。