エンジニアリング機能と商社機能を融合した「エンジニアリング商社」です。モノをただ単に売るのではなく、技術という付加価値を加えて提供しています。日本の計測・制御機器業界で最大手の横河電機の代理店を担い、宮崎、鹿児島県を中心にさまざまなプラントや工場で施工やメンテナンスを行っています。
就職活動は「地元で働きたい」という思いで地場企業を探しました。大学で学んだことが生かせるよう、メンテナンス系を中心に探し、父親からの勧めもあってこの会社に決めました。
インフラ施設は稼働が止まると多くの人に影響が出るため、不具合が起こる前に点検することが必要です。現場の責任者になると、施設の概要や機器の知識を基に納入先の担当者などとコミュニケーションを取って最適な工程を考えるので、会話能力も必要です。稼働中の施設で作業を行う際は、安全第一を最優先に考えています。大学では機械工学を専攻し、自動車のエンジンなどについて勉強してきました。分野は違いますが、電気についての原理を勉強していたことが役に立ちました。
父親の勤め先が南九州向洋電機と一緒に仕事をする関係もあって、どんなことをする会社か、どんな仕事内容か割と身近で情報収集ができました。先輩社員や家族、知人にこの仕事について教えてもらっているうちにだんだんと興味を持ちました。私はコツコツと地道に仕事をすることが得意なため、この会社の仕事は自分に向いているなと思いました。
私たちが取り扱う機器の納入先でメンテナンスを行っています。仕事の「現場」は原発や水道局、石油の備蓄施設、ロケット発射場など多岐にわたり、使われている計測機器もさまざま。幅広い知識が身に付き、日々成長できる環境だと感じています。特に、水道は私たちの生活になくてはならないもの。入社1年目から現場責任者を任されたこともあり、市民の生活を守るという責任感を持って業務に当たっています。私たちの仕事は決して表には出ませんが、必要不可欠なものです。市民の安全を陰で支えていると思うと、力がこみあげてきます。
職場は雰囲気が良く、何でも話せる環境で、オンとオフがしっかりしていると感じています。先輩方は知識が豊富で、私たち若手はそれを常に吸収する事が必要です。「自分たちに何ができるか」を常に考えています。
就職活動を始めたのは大学3年の12月。まずはインターネットを使って地場企業を調べました。学校内で行われた説明会などにも参加し、情報を集めました。
就職試験の対策として、教授2人と面接の練習などを行いました。自分自身がこれまでやってきたことは変わらないので、緊張せず自分の言葉で話すことが大切です。