2019年08月25日(日)

就活ワンポイント

マナー編 Vol.9【基本マナー④=続編1=「『聞く』から『聴く』へ進化させるには」】

2019年04月23日

【基本マナー④=続編1=「『聞く』から『聴く』へ進化させるには」】

Q.相手の話を意識して「聴く」ようにするには、どんなことに気をつければいいですか?

A.積極的に相手の話を聴いていることを表現する方法がありますのでご紹介しましょう。
 まずは「うなずき」です。首を縦に振れば肯定を、横に振れば否定を表しますね。首を傾けると分からないという意思表示になります。うなずく動作にも、細かく速く、深くゆっくり、視線を合わせる、外す、メモをしながら…などアレンジを加えていくと、バリエーションが豊かになります。大学の講義を受けるときに練習してみるのもいいですね。

 二つ目は「相づち」です。「はい、はい」とワンパターンな相づちを繰り返していると、相手は「この人は本当に話を聞いているのかな」と不安に思い、会話がストップしてしまうかもしれません。

相づちに「あいうえお」から始まる感嘆詞を使うことをおすすめします。
例えば、
「あ→あぁ、そうなんですね」
「い→いやぁ、〇〇ですか」
「う→うわぁ、すごいですね」
「え→えっ?それって〇〇ですよね」
「お→おぉ!すごいですね」
といった風に使ってみてはいかがでしょうか。

 「なるほど」「確かに」といった言葉もありますが、単独で使うと上から目線だと思われてしまうこともあるので注意が必要。「なるほどよく分かりました」「確かにおっしゃる通りですね」など、文章にして使うとよいでしょう。
 うなずきも相づちも、大げさにするより「さりげなく」する方が相手に安心感や好感を与えるでしょう。

Q.納得です!自分が話すときに相手にそうしてもらえると、話が弾む気がします。

A.さらに相手が話したことを「復唱・フィードバック」することで、もっと親密な人間関係を築くことができるかもしれません。

 例を挙げると、「昨日、映画を観に行ったんだ」と相手が話したとします。それに対し「昨日?」「映画?」「観に行ったんだ」という風に相手の言葉どおりに返していくパターン。

 そして「この前バイト先で怒られて、あたまにきたんだよね」と言われたら、「それは腹が立つね」と相手の感情をつかみ、自分の言葉で返すパターン。さらに「先輩に何度も電話したけどつながらなかったんだよね。朝からずっと何度も電話したんだけど」と話の途中に繰り返し登場した言葉に対して、「何度も電話をかけたんだね」と話の内容を要約して返すパターンなどがあります。

 意識して「聴く」と、相手の声の大きさや感情表現、強調したり繰り返したりして出てくる言葉によって、相手が何を伝えたいのかが自然と分かるようになります。まずは家族や友達の話を「聴く」ことから始めてみましょう。


次回は、基本マナー④=続編その2=「さらに『訊く』への深化」です。
米岡 光子(よねおか みつこ)さん
接遇マナーインストラクター、秘書学講師。製薬メーカー勤務を経て、宮崎情報ビジネス専門学校で秘書学講師を勤める。同校退職後は、県内の企業や自治体、学校などで接遇マナーなどの研修を行っている。MRTラジオ「フレッシュAM!もぎたてラジオ」のマナー相談(木曜9:00~)に出演中。